やねなみのいえ

南・西側にそれぞれ3階建てマンション、東に2階建てアパート、北に戸建て住宅が建ち並ぶ、建物に囲まれた敷地。

高さ・角度を複数の模型を作るなど綿密なスタディーを繰り返して計画した3枚の屋根により、近隣からの視線や日照・通風をコントロールし、外部からの視線を遮りながら光と風が通る気持ちの良さを感じられる空間を提案。それにより生まれる用途別の3つのボリュームを西側マンションの型ガラスFIX窓の面に面した位置に配した中庭を取り囲むように配置し、屋根並みが街を形成するような『光と風が通る気持ちの良い家』となるよう計画。

時にパブリック空間(来客やパン教室など)であるダイニングキッチンと、家族等親しい仲でくつろぐリビング、個室・浴室等のプライベート空間を玄関で繋ぐ構成とすることで、職業上生活の時間帯が家族と異なるご主人と、「新築を機に趣味だったパンづくりの教室を開きたい。」という趣味が多彩な奥様のためのパブリックとプライベートを分離しつつも、無駄のないよう緩やかに共存し、家族の気配を感じながらも、互いに気兼ねなく過ごせる『心地良い距離感の家』を提案。また、寝室等のプライベート空間も生活時間が異なる家族がストレスなく生活できるように、家族それぞれの寝室からの動線が交差する場所に洗面所とトイレを配置するなど、利便性も考慮するとともに、家族が丁度よい距離感を保ちながら生活できるよう計画した。

また、群馬県産材の構造材を大工による墨付け・手刻みにより建て、建具屋による建具、家具職人によるキッチン家具やテーブル家具など、県内職人・作家による手仕事にもこだわった住まいづくりを心掛けた。

  • 所在地:群馬県太田市
  • 竣工:2016年10月
  • 構造:木造平屋建て
  • 延床面積:116.58㎡
  • 外部仕上げ:[屋根]ガルバリウム鋼板葺き[外壁]ジョリパット塗り
  • 内部仕上げ:[床]ナラ縁甲板張り[壁]シラス(火山灰)塗り 珪藻土壁紙貼り[天井]杉縁甲板張り
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