工房雪隠(こうぼうせっちん)

江戸時代築200年の建物に付属していた痛んで雨漏りしていた下屋を、前の通りのお祭りやイベント時に外部の人も利用可能とする外トイレにコンバージョン。

朽ちてしまった木造部は再利用が難しかったが、基礎になっていた石を門からトイレに続くアプローチの石畳として転用(大きすぎて取り出せなかった石も現地で削りだしてもらった。)

前の通りが、歴史民俗資料館通りということで、景観にあった建物であることと、築200年の古民家の付属建物としての格的なものも意識して計画した。

撮影:穂坂昭

  • 所在地:群馬県中之条町
  • 竣工:2021年1月
  • 構造:木造平屋建て
  • 延床面積:3.04㎡
  • 外部仕上げ:[屋根]ガルバリウム鋼板葺き[外壁]ジョリパット塗り 窯業系平形スレート張り [石畳]既存基礎石(石彫人・齋木三男氏による仕上)
  • 内部仕上げ:[床]磁器質タイル張り[壁]ジョリパット塗り 窯業系平形スレート張り[天井]杉野地板現し
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