久呂保高原の家

森の中の終の棲家

「都心を離れ、緑の中で暮らしたい」という建て主。扇状に広がる傾斜形状の土地の有効活用を考え、120°角度をつけた二つの箱を組ませたプランとし、ご主人の趣味である盆栽スペースの地階部分、地上階の住居部分ともに全面道路から高低差なくスムーズに入れるよう計画。

光、風、周辺の自然を有効に取り込み、明るく広々とした住空間になるよう熟慮した。また、自然素材中心に仕上げ、段差を最小限に抑えた使いやすく効率のよい動線によって、体に負担の掛からない居住スペースを提案。 老後を夫婦二人でのんびりと暮らせ、森の中に溶け込むような住宅を目指した。

撮影:穂坂昭

  • 所在地:群馬県昭和村
  • 竣工:2006年10月
  • 構造:1階/鉄筋コンクリート造 2階/木造軸組構造
  • 延床面積:175.47㎡
  • 外部仕上げ:[屋根]カラーガルバリウム鋼板葺き[外壁]カラーガルバリウム鋼板張り 地階:コンクリート打ち放し 撥水剤塗り
  • 内部仕上げ:[床]栗縁甲板張り、畳敷き[壁]中霧島塗り[天井]杉目透かし縁甲板張り クロス張り
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