中之条駅に程近い場所に『自分たちの親に来てもらいたくなるような家』『地域に対して開いた、そして、畑での野菜作りや草花等、土を感じられるデイサービス』という要望の元、計画・設計。閉鎖的な施設にならないよう、通りや畑に対し大きな開口、広めのデッキを設け積極的に屋外へのつながりを持たせた。
利用者は前面に広がる畑での野菜作りや草花を楽しむことができ、また周辺地域からは適度に施設の様子が伺えることで利用者と地域の人たちとの交流も積極的に行えるよう提案。構造材・仕上げ材は自然素材中心に、また、季節の変化にも対応した日照のコントロール・通風等の自然エネルギーを計画的に取り込み、環境や健康にも配慮、利用者にも介護者にも居心地の良い“家”を目指した。施設名である「アンジャーネ」は分かる人には分かる心温まる言葉(方言)から名付けられた。