敷地の南側に数十年暮らし続けた思い出の家を残しつつ、北側にこれから過ごすための快適な住まいを…。現在、一人暮らしをしながら元気に過ごす80代の母。近い将来介護が必要になることを見据え、『いかに楽しく、前向きに介護できるか』をコンセプトに、ケアハウスでありながら落ち着き、趣のある、何より心地良い“すまい” を提案。
一般的な設備に加え、介護者ひとりでも楽に移動させられる天井走行用リフトも設置。キッチン設備は、以前の家とほぼ同じ配置にすることで使い勝手の違いによる戸惑いを軽減。仕上げは自然素材中心に、体や環境にも優しく、また、自然素材の風合いを活かし安らげる住空間に…。機能面や利便性ばかりにとらわれないユニバーサルデザインを心掛けた。