駅前の住宅街。自宅兼仕事場でありながら、プライベートと仕事での自分自身の切り替えをしたいとご主人。仕事の合間に家事育児、家事育児の合間に仕事を…と、それぞれが負担にならない距離間がよいと奥様。対照的な仕事、要望を『しごとば+すまい+あとりえ』と、3つでひとつ、そんな家族の形を提案。
『しごとば』から『すまい』の気配は感じず、『すまい』から『しごとば』の存在をまったく感じさせないよう計画。それとは対照的に奥様の『あとりえ』は開口を広く取り、家にいる子供たちにも目が行き届く。ご主人にも奥様にも、そして子供達にとっても程よい距離感…。また、シンプルでありながら素材感を活かした住空間、時を重ねるごとに風合いの増すような“すまい”を目指した。