昔ながらの商店が建ち並ぶアーケード通り。築数十年店舗兼住宅、焼まんじゅう屋として使用されていた建物。そこに、『“きずな”をキーワードに、家庭的で温かい雰囲気の店をオープンさせたい!』との要望のもと、テイクアウト専門のカレーショップの計画をスタート。
販売用窓口を含む外観、引き込み可能な建具によりオープンになる店内は、杉や唐松の無垢板などを中心に自然素材の持つ風合いを活かし素朴で温かい雰囲気に仕上げ、ずっとこの場所で営んでいたような…。店内には、待合用カウンターなども設け、商店街の買い物客や通行人、学生、また、地元商店街の方々が気軽に立ち寄れるような、親しみやすい店を目指した。
撮影:穂坂昭