那須高久の家

囲炉裏に集う別荘

那須の御用邸に程近い、ロケーションの良い別荘地に建つ住宅。別荘としての計画だが、将来的に定住も視野に入れて、終の棲家となり得るように計画した。

高低差が4m弱ある敷地の段差の解消が課題となったが、緩やかにのぼるアプローチと玄関からゆったりとダイニングキッチン、リビングや寝室へといけるように極力段差を抑え、手すり等も適所に配置し、高齢者、将来の介護にも配慮した。

親戚十数名が一度に集える空間として、総長5.3mのカウンターとテーブル囲炉裏を持つダイニングキッチン、露天風呂感覚で入ることができるロケーションの良い浴室、段差の処理のために鉄筋コンクリートで造った半地下の趣味(陶芸)の部屋等、住まいやすさだけでなく、遊び心のある住空間を目指した。

撮影:穂坂昭

  • 所在地:栃木県那須町
  • 竣工:2012年10月
  • 構造:木造平屋建て (地下部:鉄筋コンクリート造)
  • 延床面積:143.46㎡
  • 外部仕上げ:[屋根]ガルバリウム鋼板葺き[外壁]白洲そとん壁塗り ガルバリウム鋼板張り
  • 内部仕上げ:[床]ナラ縁甲板張り[壁]中霧島壁塗り[天井]杉縁甲板張り
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