夏場は避暑地として、冬場は積雪も多くスキーを楽しむことのできる温泉地。そんな草津の中心部の閑静な住宅街に建つ家。『小さなカフェっぽい家』をというリクエストをもとに、コンパクトでありながら大きな開口、視線の抜けなどにより、明るく開放的な快適空間を目指した。
4つに分割した空間(キッチン、水廻り、主寝室、子供室)を、東⇔西、南⇔北に抜ける空間(玄関、リビングダイニング、スタディースペース)で連結させることで、家全体に光や風、家族の気配を感じられるよう計画。冬は積雪も多く、寒さも厳しい環境ということもあり、次世代省エネルギー基準を満たし、また、南北の開口部に半外空間を設けることで断熱効果を得られるよう計画。厳しい冬の寒さにも対応できる住まいとなった。
撮影:穂坂昭