草津温泉の玄関口であるバスターミナル前の昔ながらの土産店。『父が守ってきたこの店をしっかり受け継いでいきたい。さらに今まで以上にお客様に足を運んで頂けるようなお店を目指したい。』という若夫婦の思いを受けてのリノベーション。
バスターミナルや駐車場から湯畑に向かう草津の玄関的な場所に建つ土産店ということで、湯畑に向かう人の流れ(流れを意識したアールの壁)と湯畑に向かう通りの下り坂(下り坂の勾配に切り取られた壁)をモチーフにデザイン。
家族経営の少人数での対応ということと、通りからの視線を考慮し、奥に向かって抜けを意識した内部空間を提案した。景観条例の区域にあることから特に景観に対しての配慮と、店舗内からの明かりが閉店後も通りをほのかに照らすような照明計画にするなど、街並みに対しても貢献できるような店舗を目指した。